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歯科と水道水の関係!?(その2)

   

皆さん、こんにちは!
久里浜駅の駅前にある歯科、久里浜グリーン歯科です。

前回に引き続き、「水道水フロリデーション」についてお話を進めます。

 

「水道水フロリデーション」とは、飲料水の中に適量のフッ化物を入れ、その飲料水を一般の人が摂取することにより、むし歯を予防することを目的に行われているというお話をさせて頂きました。

そして、その安全性および効果については、WHO(世界保健機関)など、国際的な専門機関が保証しており、その普及も支持されています。

その歴史を紐解くと、1945年にアメリカのミシガン州ほか3ヶ所において開始され、結果として開始から10年経過には永久歯のむし歯を約50~70%予防するという効果が認められたのです。

 

そうなると、

「そんなに良いものなら、是非日本でもやるべきだ!」

という議論が出て当然なのですが、2017年現時点においては、行われていません。

 

実は1952年から1965年まで京都市山科地区、1957年から1973年までは沖縄県といった具合に試験研究が行われた歴史があるのですが、 現在では中止されており、再開の目処は立っていないのです。

 

日本で普及しない理由として、まず挙げられるのが、水道水フッ化物添加の健康に対する考え方です。

フッ素化物添加により、骨肉腫、骨粗鬆症といった害をもらたす可能性があり、それは恩恵よりも大きくなるのでは!?という主張をする人がいます。

その上で、一方的に水道水に添加することは、集団投薬であり、個人の摂取する選択を奪うものではないか!?という訳です。

 

そんなの考え過ぎではないか?WHOすら認めているものなのに!と思われる人も少ない無いでしょう。

ただ、「水道水フロリデーション」先進国のアメリカにおいて、過去に事故が起きています。

 

1992年アラスカ州において、水道水フッ化物添加設備の故障を起因とした大量のフッ素化物が飲料水に添加され、296人が中毒になり、1人が死亡してしまったのです。

そういった事故もあり、日本政府としても反対派の意見を抑え、無理矢理進めることは難しいのでしょう。

 

実際、歯科医院の検診で気軽にフッ素化物塗布を受けることができますし、日常生活の中である程度はフッ素を摂取することも可能ですからね。

どちらにしても、「自分の歯は自分で守る」という意識はとても大事だと思います。

 

是非、しっかりとしたブラッシングを身に着け、数ヶ月に1度の定期検診を生活の中に取り入れることをお勧め致します。


久里浜グリーン歯科:https://www.kurihamagreen-dental.jp/

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